うみがめのオセロ以外

オセロ以外の雑多なことを書きます。

2023年2月のよかったこと・もの

2023年2月のよかったこと・もの

日記よりもアルバムを眺める時間の方が好きかもしれない。

とはいえ、マメに日記をつける習慣がないから月記になっているように、マメに写真を撮る習慣もない。

そういうわけで、今月は試しにリンクを多めにして視覚的な効果を高めてみる。

 

モバイルPASMO

これは1月に書き忘れていた。とても便利。

去年の夏にスマホを買い替えてFelicaが使えるようになったが、外出の予定が少なくデビューし損ねていた。

デビュー戦は博論審査の朝で、もし改札を通れなかったらヤバいので緊張した。

 

整腸剤(エビオス)

しばらくおなかの調子が悪かったのでエビオスを飲み始めた。

 

www.asahi-gf.co.jp

 

そこそこデカい錠剤を1回10錠×3回/日飲むので、最初はビビった。慣れると普通に飲める。

おなかの調子はマシになったが、1月の博論審査を終えてストレスや緊張が減ったことが原因の可能性もあり、因果関係の切り分けは難しい。

 

Perplexity

先月はChatGPTを使って驚いたが、似た系列から。

対話型のAIである点はChatGPTと同じだが、Perplexityは検索エンジンに近く、返答の根拠となっているwebページが明示される。

 

ChatGPTは

  • 柔軟な会話に向いていて、色々な応用例がある
  • 理解を問うような質問にはそこそこ嘘をつく(し、語り口が自然で気がつきにくい)

対してPerplexityは

  • 具体的な疑問に回答してもらうのに向いていて、検索特化
  • 要点と参照するべき情報ソースを教えてくれて、信頼性が高い

みたいな印象。

 

AIによるライティングが流行った結果、検索の質が劣化するようなことがないといいですが…

 

(追記)

月初にこんなことを書いていたら、2月中旬ごろにはChatGPTと検索エンジンの組み合わせが出てきていた。

 

例えば以下の記事はかなりおもしろかった。

こたつのジョークの件を正しく説明しているのはかなりすごいんじゃないだろうか。

note.com

 

検索と合わさることで、最新の論文を見つけてきて要約して欲しいといった要望にも柔軟に対応してくれるようになった。

相変わらず要約の正確性はまだイマイチだが、これから改善されていくのだろう*1

 

その他にもEasy-Peasy.AIというのも見かけたりした。

これからしばらくは追いきれないほどのサービスが出てくるんだろう。楽しみですね。

 

カットできちゃうバターケース

www.akebono-sa.co.jp

 

バターを一口サイズに切ってくれる網目がついたケース。

包丁がいらなくなる。えらすぎ。

 

『珈琲の世界史』

bookclub.kodansha.co.jp

著者の旦部幸博さんは『コーヒーの科学』で知っていて、たまたま図書館で見かけて借りた。

僕は人名や地名を覚えるのが苦手で*2、世界史は全くわからないし、この本もかなり苦労した(し、読んだ端からほとんど忘れてしまった)。

 

そんなわけで知識を得たかと言われると微妙だが、読み物としておもしろかった。

特に良かったのは2章「コーヒーはじまり物語」での「400年の空白期間」の記述。

ここでは11世紀~15世紀にかけてコーヒーに関する記述が文献から消えていることに関して、当時のエチオピア~イエメンの情勢を踏まえた考察が述べられている。

考察の妥当性や説得力は置いておいて*3、参照している文献・証拠の多彩さに驚いた。

  • 10世紀に書かれた医学書
  • 遺跡から出土した1100年頃の陶片
  • コーヒーノキの植物学的分布
  • アラブ人の民間伝承
  • などなど…

という感じで、コーヒーの歴史*4の解明への熱意が伝わってくる章だった。

オタクの熱量っていいですよね。

 

他にも日本のコーヒーの近代史の章を読んで、文学作品にあらわれるカフェーの描写に感じる微妙なギャップが解消されたりしたのは良かった。

 

「毒」展

ずっと行きたかったがなかなか予定が空けられず、期間終了間際に駆け込みで参戦。

毒の作用の説明や、毒を持つ動植物や鉱物の紹介、毒と人類の関わりの歴史の解説が多岐にわたり、毒の存在をリアリティを持って感じられた。

 

シュミット指数という、「虫に刺されたときの痛さを、実際に刺されまくって数値化した研究」がイグノーベル賞を受賞しているらしい。

詳細が『蜂と蟻に刺されてみた』という著書にまとめられていて、読んでみたい一冊。

ddnavi.com

 

それと、研究員の方々の紹介パネルで宣伝されていた猛毒キノコ「シャグマアミガサタケ試食記」もおもしろかった。

フィンランドでは高級食材らしい。あまり食べたいとは思えないが…

 

時間には余裕をもって入場したつもりだったが、展示内の混雑もあり途中で閉館時間を迎えてしまった。

そのため展示の終盤を駆け足で観ることになり、残念…「矢毒文化圏」の話とかはほほーと思ったが、あまり詳細を読む時間がなかった。

平日にも関わらずチケットも完売寸前でギリギリ買えた状態だったので、注目度の高い展示だったようだ。

 

これはアカハライモリくん、他意はない。

リュウジのバズレシピさん

www.youtube.com

 

たまにTwitterで見かける人、くらいの認識だったが、youtubeをまねて虚無レシピを作ってみたらおいしかった。

本編(?)は調理の手が込んでるしテンションが高くて疲れちゃうけど、虚無レシピの回は聞きやすいテンションだった。

PyGWalker

この記事を読んで便利っぽいな~と思ったのでメモ。

qiita.com

インターンをしたときにTableauを使っている人を見かけて、便利そうでいいな~と思ったが、触る機会がなかった。

 

書いていて思ったが、技術系のメモは日記と別に欲しいな。

 

下北沢

そもそも好きではあるが、久しぶりに散歩した。

tabelog.com

雰囲気が良かった。

客層がいかにも下北沢だった(褒めてる)

 

tabelog.com

二回目。安くておいしい。

スパークリングワインとカルパッチョが推し。

 

tabelog.com

トルココーヒー?初体験。

ちょっと粉っぽいが他で飲んだことのない味わいだった。特にカルダモンのスパイスコーヒー。

砂の熱で煮だされるのはちょっとテンションが上がった。

 

お店以外では、東北沢に続く道が記憶にあるよりもだいぶきれいになっていた。

というか、記憶にある限りだと東北沢駅周辺はずっと開発中みたいな感じだったので、知らぬ間に出来上がっていたんだと思う。

 

 

 

*1:と思っていたら回数制限が厳しくなって、あまり長い応答をしてもらうのには向かなくなってしまった

*2:なので正確には、本を見かけたときには著者が『コーヒーの科学』の方だとは気がつかずに、中身を読んだらそう書いてあった。

*3:僕にはとても検証できないので

*4:という、現代でコーヒーを飲むだけの我々にはほとんど関係ないと思われることがら